かわいい愛猫といつも一緒にいたいと思うのは飼い主にとって当然の願いでしょう。
しかし、出張・帰省・入院等でやむを得ず家を空けなければならない状況になることは誰でも一度くらいはあるはずです。
飼い主が不在でも猫が快適に留守番できるポイントについて詳しく解説します。

そもそも猫は留守番ができるのか?
・猫は一人でも寂しくない
猫は元々単独行動をする動物であり、さらに1日の大半は寝ているため、一人でいても寂しさやストレスを感じることはあまりないです。環境の変化を嫌うので、寂しがりやの猫でも1~2日程度ならペットホテルや病院に預けるより自宅で留守番をさせた方が安心して過ごせます。家を空ける前にきちんと準備を整えておけば問題ありません。ただし、生後6ヶ月未満の子猫・高齢の猫・持病がある猫の場合は事故や病気のリスクが高いので、留守番はさせないようにしましょう。

・限度は2泊3日まで
いくら留守番ができると言っても、限度は2泊3日までと考えておいてください。猫は汚れたトイレでは排泄したがらないので、留守番が長くなればなるほど粗相をされる可能性が高くなるからです。また、トイレを我慢しすぎて膀胱炎になってしまう猫もいます。3泊以上家を空けるなら、家族・友人・ペットシッター等に頼んでトイレの掃除だけでもしてもらいましょう。

猫の留守番に必要な準備
・トイレを増やす
普段使用しているトイレの他に、予備のトイレを1~2個設置しましょう。トイレを綺麗に掃除してから出かけるのも重要です。

・ごはんを多めに出しておくor自動給餌器を設置する
2~3日分のごはんを出しておけば自分のペースで食べてくれます。あればあるだけ食べてしまう猫の場合は自動給餌器を使うのがオススメです。ごはんの量を調節できるので、食べ過ぎを防ぐことができます。缶詰やウェットフードは腐りやすいため、留守番中のごはんはドライフードのみにしましょう。

・飲み水を複数用意する
器をひっくり返して水をこぼしても確実に水分補給ができるように、飲み水は複数用意しましょう。必須ではありませんが、器に入った飲み水とは別に自動給水器も設置しておくとさらに安心です。

・室内環境を整える
夏場に留守番をさせる場合はエアコンをつけっ放しにしておきましょう。カーテンやブラインドを閉めて直射日光を遮り、室温を28度前後に設定すると、猫にとってちょうど過ごしやすい環境になります。個体差はありますが、猫は寒さには多少強いので、冬場はエアコンを使わなくても大丈夫です。毛布やベッドを窓から離れた場所に置き、暖を取れるようにしてあげましょう。

・事故やいたずらを防ぐ対策をしておく
猫に入ってほしくない部屋がある場合はしっかり戸締りをしましょう。ひも・輪ゴム・ボタン電池・アクセサリー類・人間用の薬やサプリメント等、猫が誤飲しやすいものは全て片付けておいた方がよいでしょう。誤って転落して溺れてしまわないように、お風呂の水は必ず抜いてください。