キャットフードの種類が多すぎてどれを選べばいいか分からないと思ったことはありませんか?
毎日の食事は健康を支える重要なポイントなので、かわいい愛猫にはできるだけ良質なキャットフードを食べさせてあげたいものです。
キャットフードの正しい選び方と与え方について詳しく解説します。

・主食は総合栄養食
キャットフードには総合栄養食・一般食(副食)・おやつ(間食)・療法食・目的食の5種類があります。このうち、主食として最適なのは総合栄養食です。総合栄養食には猫に必要な栄養素が全て含まれており、水と一緒に与えるだけで健康を維持することが可能となっています。一方、一般食は栄養バランスよりも嗜好性の高さを重視しているため、主食にするのはオススメできません。主食の食いつきが悪い時に少し混ぜてあげたり、ご褒美やおやつ代わりに時々与える程度で充分です。普段は総合栄養食と水のみでも問題ありませんが、病気の時は獣医の指示の下で療法食を与えたり、毛玉ケア・オーラルケア・肥満対策等が必要な場合はそれぞれの症状に効果的な目的食に切り替える

とよいでしょう。

・原材料が肉や魚
猫は肉食動物なので、動物性タンパク質が欠かせません。よって、原材料に肉や魚が使われているフードを選ぶ必要があります。オススメの原材料はチキン・ターキー・サーモンです。

・穀物が少ない
フードによっては、かさ増しとコスト削減のために肉や魚を減らし穀物を大量に使っているものがありますが、猫は穀物を消化するのが苦手です。猫の体に負担をかけないように、穀物が少ないフードを選びましょう。価格はやや高めですが、グレインフリー(穀物不使用)のフードもオススメです。

・人工添加物が少ない
人工添加物が使われているからといって必ずしも粗悪品であるとは限りません。ただ、猫の健康を考えるとやはり人工添加物は少ない方が安全です。特にエトキシン・BHA・BHT・没食子酸プロピルは人間の食品にも使えないほど危険な人工添加物なので、原材料欄にこれらの記載がないか確認するようにしましょう。

・子猫の食事の与え方
子猫は消化器官が未発達なので、一度にたくさん食べることはできません。少量ずつ3~4回に分けて与えましょう。生後6ヶ月を過ぎたらフードの量を徐々に増やし、成猫になるまでの半年間の間に食事の回数が2回になるように調整してください。いきなり回数を減らすとストレスになるので、最初のうちは食事が4回の日と3回の日、3回の日と2回の日をローテーションで回すといった工夫をするとよいでしょう。

・成猫の食事の与え方
成猫の食事は1日2回、朝と夜に与えるのがベストです。しかし、食事と食事の間隔が長いと空腹になり過ぎてしまうので、猫の様子を見て調整しましょう。1日分のフードを器に盛り、食べたい時にいつでも食べられるようにしておいても構いません。不規則な仕事をしていたり、よく帰りが遅くなる飼い主さんの場合は自動給餌器をセットすると安心です。

・老猫の食事の与え方
老猫の食事の与え方は子猫と似ています。消化器官が弱っているので、小分けにしたフードを1日に3~5回与えましょう。